桑田豊のコンタクトレンズメモ

コンタクトレンズによる目の病気はなぜ起こるのか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コンタクトレンズを購入する際、病院で診察を受けずにインターネットや量販店を利用する人が増えています。そのうえ、使用後に正しいケアをしなかったり使用期限を守らないことによって、目にトラブルを起こす人が増えています。

ハードレンズの場合には、目にキズがあったり異物があったりすると、装着中に違和感がありすぐに気が付くので、トラブルが起こっても軽度ですみます。一方で、ソフトレンズの場合は、装着感が良い分異常が起きても気付くのが遅れてしまい、重度のトラブルを引き起こす可能性が高くなります。

裸眼の時と比べて、レンズを装着すると角膜に酸素が不足しますが、ソフトレンズは大きくて角膜をしっかり覆うので余計に酸素を供給しにくくなります。角膜は酸素が不足すると炎症や感染症などの病気を起こしやすくなります。

目の病気の中でも重い角膜浸潤や角膜潰瘍、後遺症として失明を生じることのある感染性角膜炎などが起きることもあります。重症になれば治療に時間がかかりますし、その間コンタクトを利用することができなくなってしまいます。

目の健康を保つためには、洗浄液を使ってレンズをしっかりとこすり洗いして、収納するケースは乾燥させて細菌の繁殖を防ぐなど、正しいレンズのケアをしましょう。また、インターネットや量販店で購入する時にも眼科医の診断を受けて、目に異常がないことを確認し、装着に関しての正しい指導を受けることが大切です。

少しでも異常を感じたら速やかに医師の診断を受ける事はもちろん、異常がなくても定期的に検査を受けて目の健康を守りましょう。

ブログメニュー

新着投稿

過去の記事